落合陽一さんは、大学の准教授、経営、アートという多様な分野で活躍されている方です!
そんな落合陽一さんの「日本再興戦略」がKindle Unlimitedで読めるようになっていたので早速読みました。
概要
日本は他の国に引けを取らないほど長い歴史を持っています。
そして歴史の中でなんどもイノベーションを起こしてきました。
ですが、近年の日本では、いろんな意味でイノベーションとは無縁気味になりかけているのではないでしょうか。
再興とは、衰えていたものがまた栄えるようになることです。
私個人的には、日本がまた世界で輝ける日々が来るのではないかと熱い感情が込み上げてきましたね(笑)
近年の日本は超高齢社会です。
私自身この高齢社会という文字を見るたびにネガティブに感じていました。
でもこの本を読んでそんな感情は一切なくなりました!
なんでだろうと感じた人はぜひ本を読んでみていただきたいです(笑)
高齢社会?そんなのチャンス!
私がこの本で得た一番大きい学びはこれです!
誰もがネガティブに捉えることをポジティブに捉えることができる能力の大切さ
これに尽きます。
目から鱗が落ちました。
今までなんて狭い視野で今まで物事を見つめていたんだろう、、と思ってしまうほどに(笑)
やはり私も良い意味で日本人だったんだなぁと痛感しました。
落合さんは人口減少、高齢化がチャンスである理由を以下のように述べています。
人口減少と少子高齢化はこれからの日本にとって大チャンスなのです。その理由は3つあります。
ひとつ目は自由化、省人化に対する「打ち壊し運動」が起きないことです。
2つ目は「輸出戦略」です。
3つ目は、「教育投資」です。
「日本再興戦略」落合陽一より引用
これらの3つの理由がなんで大チャンスに繋がるのでしょうか。
思わぬところにビジネスチャンスが転がっているかもしれません。
日本には日本の男女平等を
男女平等と聞くと、普通の人は男女の権利が等しいことだと考えるのではないでしょうか?
私もその一人です。
私が考えていた男女平等とは、雇用や昇進における男女の割合が等しく、男女の権利が同じであることでした。
この本を読むことで、その考えは変わりました。
落合さんは男女平等について以下のように述べています。
本当に重要なのは、男女の比率を自由に変えられることです。
市場原理に対応しながら、男女比率を1対9にしたり、9対1にしたり、アクロバティックに変えられるようにすることです。
全部、市場原理にしていけば、男女がフェアに扱われやすくなって、女性が活躍しやすくなるはずです。
「日本再興戦略」落合陽一より引用
どういうことなのか説明していきます。
例えば、化粧は女性がするものなので化粧品を買うのは女性です。
女性の主戦場で、マーケティングなどを男女平等にする意味は全くありません。
男が先頭に立って、マーケティングをしている方が違和感を覚えるものです。
逆も然りで、男性用品のマーケティングは男性の割合を増やした方が効果があります。
このように、市場原理に合わせて男女比率を変えることこそが、男女平等に結びつくのではないでしょうか。
大学生には勉強を
これは人によっては考えが異なるかもしれません。
落合さんだからこそ、「大学生には勉強をさせよ」と発信できるのだと思います。
私は現在大学院生なのでこの内容を読むことで勇気付けられました。
自分が今していることが肯定されている気がするのです(笑)
その内容の一部がこちらになります。
大学に入った後に学生にやらせるのは研究が一番です。
なぜかというと、研究をすると、その人しか知らないことを知ることができるからです。
研究には必ず新規性が求められるので、誰かがすでにやったことは研究にはなりません。
要は、研究することによって、その分野におけるトップ・オブ・トップになれるのです。
「日本再興戦略」落合陽一より引用
これにはビビビッと来るものがありましたね(笑)
トップ・オブ・トップってちょっとしゃらくさいけどかっこよくないですか(笑)
私は自分の研究に自信を持ってさらに意欲的に取り組もうと思います。
研究以外でも、何か一つの分野を突き詰めるというものはすごいことです。
専門学校には専門学校の専門性があると思いますし、趣味の好きな分野に関することでも良いと思います。
人にはない自分だけのもの(専門性)は自分の市場価値になるのではないでしょうか。
まとめ
私はこの本を読んで、元気が湧きました。
視点を少し変えるだけでこんなにも世界の見え方が違うのかと。
考え方を変えるだけでこんなにもアプローチの仕方を変えることができるのかと。
私が紹介した内容は落合さんが書いた「日本再興戦略」のほんの一部にすぎません。
ここには書ききれないくらいの魅力が本書には詰まっていますので、みなさんぜひ一読をお勧めします!