【新卒1年目,経験談】大手SIerの配属リスク・仕事・年収について

私は新卒1年目を経験して大手企業ならではの配属リスクを痛感しました、、

配属リスクは新卒一括採用をしている会社だったらあるので、日本だったらほとんどの人が通る道ですけどね笑

自分の思い通りにいかないことも多々ありますが、初任給やボーナスはとても嬉しかったです!

この記事では、大手SIerにおける配属リスクや、仕事内容、給料の話について簡単に紹介していきたいと思います。

はじめに

私のプロフィールを簡単に。

私は25歳の大学院卒で、社会人1年目がようやく終わりました。

この記事の目的は大きく2点です。

  • 1年間大手SIerで働いてみて感じたことを振り返る
  • 新卒で大手SIerの就職を考えている人にとって参考になれば嬉しい...!

 

SIerと言ってもユーザー系・メーカー系・独立系などの種類がありますが、私が働いているのはユーザー系の職場になります。

そのため、この記事はユーザー系SIerに就職を考えている人や、興味がある人にお勧めです!

 

 

大手SIerならではの配属リスク

3種類の配属リスク

配属リスクは、ジョブ型雇用で就職する人以外はほとんどの人が経験します。

ユーザー系SIerでは主に3種類の配属リスクがあります。

  1. 職種のリスク(システムエンジニア、または人事や営業等)
  2. 業界のリスク(金融、産業、流通、通信等)
  3. システム担当分野のリスク(アプリなどのフロント側と、ネットやデータベースなどのバック側)

 

 

それぞれのリスクについて簡単に紹介します。

職種のリスク

3種類のリスクの中でも、「職種のリスク」は最も危険だと思いました。

その理由は、エンジニアをやりたいと思って入社したとしても、人事や営業等の職に配属される可能性があるからです。

不安な方は職種のリスクに関して面接時に逆質問するのも良いかもしれませんね!

 

 

業界のリスク

「業界のリスク」はユーザー系SIerならではのリスクになります。

ユーザー系SIerは顧客に合わせた柔軟なITソリューションを提供する会社が多いです。

会社では顧客の業界に合わせて金融・流通・産業などの部署に分けています。

 

会社ごとに部署が決まるタイミングは異なります。

新入社員は入社前や入社後の面談で希望する業界について人事と話し合う会社が多く、その内容や適正に応じて配属先を決めます。

こんな人にはリスク

  • 希望する業界が決まっている
  • できれば東京で仕事をしていきたい

 

業界によっては東京勤務のみの業界もあれば、地方配属となる業界もあります。

私の会社では、8~9割ほどは東京勤務、残りの1~2割は地方配属でした。

どうしても東京で仕事がしたい方には、リスクが伴います。

 

システム担当分野のリスク

システムエンジニアには大きく分けて2種類の職種があります。

アプリなどを開発するアプリケーションエンジニアと、ネットワークやデータベースなどのITインフラを支えているインフラエンジニアです。

自分がアプリケーションエンジニアになりたいと考えていても、インフラエンジニアに配属されてしまったら悲しいですよね、、

とりあえずエンジニアになれただけでも喜ばしいこと!

 

余談ですが、どの会社でもアプリケーションエンジニアが人気で、インフラエンジニアが不人気のイメージがあります。

その理由は、アプリの方が身近に存在するのでわかりやすく、自分が開発したアプリが世に出回ったりするのが楽しいと多くの人が考えるからです。

 

 

配属リスクの経験談

私が経験した配属リスクについて備忘録的に書いておきます。

興味がある方は見てください!

 

私の会社は、入社前に希望する業界などのアンケートや面談を行ってから配属を決める会社でした。

私の配属結果ですが、「職種のリスク」は切り抜けましたが、「業界のリスク」「システム担当分野のリスク」は希望していない所に配属されてしまいました。

今になって思い返すと、面談時、志望する業界にもっと熱意を持って望めば良かったと後悔しています。この記事を読んでいるあなたは後悔のないように頑張ってください!

コロナ禍の配属のためオンライン面談で自分の意志を伝えるのは改めて難しいと感じました。

 

後悔だけしても仕方ないので1週間ほどで気持ちの切り替えをすることができたので良かったです。

ここで引きずってしまう人も絶対いるんだろうなと思いました。

幸いなことに今の日本の現状ではIT人材は不足しているので、3~5年ほど経験を積んでから転職するのもありですね!

 

1年目の仕事内容

1年目の仕事内容は、職種によって変わります。

まず会社に入ると研修がありますが、私の会社ではインフラエンジニア>アプリケーションエンジニア>他職種、の順番で研修期間が長かったです。

研修を終えるといよいよ実務に就きます。

文系にも大手SIer企業はお勧め!

私はインフラエンジニアに配属されたため研修期間もとても長く、約9ヶ月間の間みっちり研修を受けました。

アプリケーションエンジニアの方は5~6ヶ月間研修を受けていました。

大手のSIerだとこれくらい研修期間が長い会社が多いので、文系の方もしっかり勉強してから安心して実務に就くことができます!

私はもともとアプリ寄りの勉強をしていたのでインフラ系は知識がゼロだったのですが、勉強するほど面白さがあってとても刺激的でした。

 

研修終了後に行った仕事

説明会でもよく説明されていると思いますが、システムエンジニアはパソコンをずっとカタカタいじっているより人と話している時間の方が長いです。

そのため、配属後は様々な会議にとりあえず参加しまくって会議内容を聞いていました。

実際に会議に参加するとわかるのですが、本当に何を言っているのかよくわからないくらい専門用語や略語が飛び交っています。

わからない用語を聞くたびに、googleで検索したりして理解するだけでも本当に一苦労です。

私が意外だったのは、わからない用語でも毎週耳にしていると段々と慣れて理解できるようになってくることでした。

 

配属されてまだ3ヶ月ですが、プロジェクトマネージャーの先輩に資料作成やマニュアル作成を任されたり、実際にプレゼンをして顧客に提案を行ったりしています。

思っていたより早く責任感のある仕事をさせてもらえることには驚きでした。

 

給料はどれくらい?

給料について気になる方もいると思うので参考程度に載せます。

配属されてから12ヶ月間で得た給料は額面で約400万円でした。

大学院卒のため、大学卒の人よりは少し高めにはなっています。

新入社員は6月のボーナスが支給されない(寸志として少しもらえる可能性あり)ので、6月のボーナスがもらえたらあと50万円ほど年収が上がります。

12月に初めて支給されるボーナスは本当に嬉しいですよ!

 

1年の半分以上研修しているのにしっかり給料をいただけるのは本当にありがたいことです。

この点は大手企業のメリットです!

 

最後に

私が新卒1年間、大手SIerで働いてみて感じたことを振り返りました。

私が考える配属リスクや経験した仕事内容、もらった給料について紹介しました。

大手SIerの就職を考えている人や、就職が決まってこれから働く人のためになれば嬉しいです!

 

長くなりましたが、最後に私のオススメの本を1点紹介します。

IT業界に少しでも興味がある方にはお勧めの本なのでぜひ読んでみてください!

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