「治療のための歯医者」から「予防のための歯医者」へ

厚生労働省の調査によると、80歳の二人に一人は歯が20本ありません。(平成28年の調査)

8020運動は皆さんも耳にしたことがあると思いますが、達成者はたったの51.2%です。

スウェーデンでは、80歳の時に歯が平均20本も残っています。

日本とスウェーデンの差はなんなのでしょうか?

この記事では日本とスウェーデンの差について述べていきます。

 

日本とスウェーデンでは虫歯予防への意識が違う

高齢化社会という点で、日本とスウェーデンはとても似ています。

ですが、日本とスウェーデンでは80歳時に残る歯の本数に大きな差があります。

日本では80歳で平均13本しか歯が残っていないですが、スウェーデンでは平均21本も歯が残っています。

虫歯予防への意識の差がこの違いを生んでいます。

日本とスウェーデンの虫歯への意識の差を以下に示します。

 

日本
虫歯になってから歯医者で治療する
スウェーデン
虫歯になっていなくても定期的に歯科検診を受ける

 

日本人のみなさん、思いあたる節はありませんか?

私も1年ほど前までは、歯医者は虫歯になってから行くものだと考えていました。

歯医者=虫歯のイメージに取り憑かれていたのですが、通っていた歯医者を変えたところ歯医者さんにこのように言われました。

歯医者さん
歯医者は虫歯になってから行くところじゃないんです。
虫歯になる前に虫歯予防のために定期的に行くところなんですよ〜!

 

今までの歯医者さんではそんなこと教えてくれなかったです、、

歯医者さん
歯医者さんによって方針が様々ですからね。
これからは一緒に予防治療して歯を大切にしていきましょう!

 

この出来事がきっかけで歯医者や虫歯予防への意識が変わりました。

歯が痛くなったり違和感を感じてから歯医者に行くのでは遅いです。

理由は、歯が痛くなるということは虫歯が進行してしまっているからです。

進行しているということは、歯をたくさん削る原因になります。

日本の高齢者の現存歯数が少ない原因は歯医者への意識にあります。

スウェーデンでは、歯科定期検診の受診率が80%を超えていますが、日本では、10%未満です。

 

歯科検診が重要な理由

歯科検診が重要な理由はプラーク(歯垢)の除去ができるからです。

歯と歯茎の境目や、歯茎の内側、奥歯にあるプラークを完全に除去することは、丁寧に歯磨きをしていたとしても難しいと言われています。

定期的に歯科検診を受診することで、自分では落としきることができなかったプラーク(歯垢)や歯石(歯垢が固まったもの)を除去し、メンテナンスすることができます。

日本では虫歯予防のために歯科検診を受けるという習慣がまだありません。

虫歯になってから歯医者に行くと痛い思いをたくさんします。たくさん削られます。

予防として歯医者に行けば、虫歯がないことに安心することができますし、口も気分もスッキリします!

 

スウェーデンも昔は虫歯が多かった

驚くかもしれませんが、スウェーデンも昔は虫歯が多い国でした。

それは今の日本と同じで、「虫歯になってから治療する」ものだったからです。

ですが、スウェーデンは1970年に国をあげて、「治療中心の歯医者」から「予防中心の歯医者」を奨励しました。

その結果、現在では80歳になっても歯が21本残っているという状況を生み出しています。

日本ではまだまだ「予防中心の歯医者」が浸透していません。

それは、日本人は歯に関する知識がないからだと思います。

歯に関する知識を広めることで、「治療中心の歯医者」から、「予防中心の歯医者」へ変わっていくのではないかと思います。

 

フロスは毎日しよう

 

フロスは、歯ブラシだけでは落とせない、歯と歯の間のプラーク(歯垢)を落とすために使われるものです。

フロスを使うことで虫歯予防や、歯周病予防をすることができます。

歯科衛生士さんに聞いたところ、フロスは毎日使うべきとのことなので毎日使いましょう!

フロスには様々な種類がありますが、私が愛用しているオススメのフロスについて紹介したいと思います!

これはY字型フロスと言います。

いろんなフロスを使ってきましたが、私はこれが一番使いやすかったです。

その理由は、奥歯も簡単にクリーニングすることができるからです。

他のフロスだと奥歯のクリーニングがやりづらかったりしたので、私はY字型をオススメします!

お値段も30本で300円と安いのでぜひチェックしてみてください。

 

 

最後に

いかがでしたか。

この記事では、歯医者の定期検診がいかに大切なのかを伝えました。

みなさんも歯医者で痛い思いをするのはもう懲り懲りだと思います。

「治療のための歯医者」から「予防のための歯医者」に変えて歯を大切にして良いライフを送りましょう!

 

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